ITエンジニア科では、表計算ソフトの勉強もします。
表計算ソフトと言えば、Microsoft Office の Excel のことだと思われる方がほとんどでしょう。
しかし、Excel が元祖ではないようです。
世界初のPC用の表計算ソフト
1979年 Personal Softwere の VisiCalc というものです。
当時、開発者のブルックリンさんは、経営を学ぶためビジネススクールに通っていました。
そこで、教授から様々なケースでどう判断するかを問われ、即返答を求められました。
複数の値(費用、税率など)を変えたシミュレーション計算が必要で、そのたびに黒板を消して、計算し書き直してを繰り返さなければならず、これを解消したいとの思いが、表計算ソフト開発の始まりでした。
もしも・・
教授が計算が大変だろうと、学生に質問しなかったら。
学生がもっといい方法がないかを考えず、これまで通りに計算を一生懸命するだけだったら。
表計算ソフトは現在のような形で発展しなかったかもしれませんね。