近代刑法上の基本原則の続きです。
もしも、日本が罪刑専断主義だったとしたら・・・
専断(せんだん)
自分だけの考えで勝手に物事を決めて行うこと。また、そのさま。
たとえば将軍様がいて
将軍様が、その日の機嫌や気分によって、犯罪や刑罰を決めるということになります。
当然、国民の意思は反映されません。
つまり、民主主義に反しています(日本の近くにもそんな国がありますね)。
ルールや法律がないと・・
あらかじめ、犯罪や刑罰の規定がないと、何が犯罪になるかわからず、国民は不安で消極的なオドオドと萎縮した状態になってしまいます。
(北の将軍様の国民もそんな感じ)
つまり、ルールや法律は縛りつけるものではなく、決めたルールの中では、個人の自由が守られているとも言えるのです。